GPSについて考えてみました。
最近GPSの山での使用法について興味持っています。
2004年6月13日 摩周湖に行った時に、いろいろ調べてみました。
実験1.GPS測定位置と地図上での一致調査
茅沼駅での測定--> 完全に一致
GPS N43度11分58.5秒 E144度30分28.1秒 23m
実際 N43度11分58.5秒 E144度30分28.1秒 17m
細岡展望台での測定--> 0.6秒のずれ=20m位か?
GPS N43度05分44.0秒 E144度27分11.5秒 64m
実際 N43度05分43.9秒 E144度27分12.1秒 55m
実験2.GPS測定軌跡と地図上での一致調査
そのときにGPSに残っている軌跡と地図が
どのように一致してしているか、調べてみました。
第1展望台から第3展望台まで歩いて軌跡を地図に表示してあります。
結構あっている事がわかると思います。
GPSについていろいろ検討した結果
GPSを借りて、北海道や家の近くで歩いて、地図連係機能など使って
効果を確認しました。
それを以下にまとめましたので、ご参考にしてください。
僕は、未だ買うかどうか未定ですが、
僕の選択としてはGeko+シルバーコンパス+1/25000地図ですね。
1)機能
@軌跡データ(座標、距離、時間、標高など)を得て、家でパソコンでマッピングする。
A現在位置を地図で表示する。
B現在位置を緯度経度で表示する。
Cシルバーコンパスのように山岳同定を行う。
Dナビシステムのように、目標地点の方向を案内する。
2)各種GPSの比較
a) Geko (GARMIN社)
長所 88gと超小型 安い 33000円程度
自転車のトリップメータの代わりにもなる。
電子コンパスと、高度計がついている(英語版)
欠点 地図表示できない。しかし、緯度経度表示可能なので地図と定規があれば問題なしか?
機能 @、B、(D?)
http://www.iiyo.net/gps/j_model_Geko201.htm
http://www.2-wheel.com/garmin/
b) e-Trex Legend (GARMIN社)
長所 結構軽い150g
電子コンパスと、高度計がついている高級版e-Trex Vistaもある->84000円
機能 @、A、B(D)
価格 63000円
c) e-Trex Venture (GARMIN社)
長所 軽い150g
欠点 地図表示できない
機能 @、B
価格 42000円 (英語版はなぜか22000円)
3)地図との接続
・歩いてきた軌跡を地図データ上にマッピングすることが出来る。
・地図から、予定のルートを作成し、その目標地点をGPSでナビゲートできる。
(海外版GPSは日本語地名に対応していないので注意)
アウトドア用の地図データは、日本ではカシミールが事実上のスタンダードになっている。
http://www.kashmir3d.com/
本もいっぱい出ています。
http://www.kashmir3d.com/books/ouyou/
カシミールの山旅倶楽部のオンライン地図というのも使い勝手が良い。
(というのか、カシミールはフリーソフトなので、地図が少ない。
山旅倶楽部に入らなければ、他の高い地図データが必要になる)
4)アメリカ仕様のGPS
ガーミンについては、米国仕様のものも安く、手に入る。
Gekoは99$で手にはいるらしい。
5)GPSの便利な使い方
・ハートレートモニタとGPSデータを接続して、どのルートを通ったとき
どのくらいの心拍数だったかを地図上に記載できる。
・遭難したとき、
GPS付き携帯の場合、緯度経度を消防にメールでき、ヘリでピックアップするという
体制も出来つつある。
これは、GPSと携帯での119通報でも同じ効果あり。
・適当に歩いて、その歩いてきたルートを、たどって帰るトラックバックモードも便利。
6)注意点
GPS内部の地図情報の更新、日本語・英語などの地図の表示問題
(海外版は、コンピュータから日本語地名は読み込めない。)
GPS機能のバージョンアップに対応できるか
この辺を注意して買われることをお勧めします。
Gekoと1/25000地図とを組み合わせて使う場合、
昔の地図は緯度経度が、世界と日本で若干ずれているので注意。
(何年以降の地図が訂正されているか失念してしまいました)
7)GPSなどに関する便利なページ
http://www.venus.dti.ne.jp/~kazunari/index.htm
以上です。
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