1991年GW 北岳


1991年GW 会社の山の会のメンバーと北岳に行きました。

1991年4月?日〜5月?日
 雪山での初めてのリーダー。10年前に夏の北岳に行ったことはあるだが、
雪に覆われた北岳には行ったことがなかった。

 夜叉神峠までタクシーで入り、しばらく歩いて鷲の巣山展望台に。ここから
一気に下り、そして長い吊り尾根「池山尾根」を登っていく。長かった。途中で1泊。

 翌日は天気も良く、八本歯のコルから北岳バットレスが良く見える。しばし眺めを
楽しみ、北岳への最後の登りを一気に抜け、北岳を目指す。が、、ここから天気が
崩れてきて、吹雪きだした。頂上までもう少しなのに、方向もわからない。
 しかたないので、10年前の記憶を頼りに、北岳山荘を目指し、間の岳方向に
進路を変更するが、吹雪いているし、広い尾根のため本当に方向がわからない。
皆が「ルートが違う」「あっちだ」とか言って、勝手な方向に動き出す。
私は「ルートは知っている。方向もあっている。」と強く言い聞かせ、どうにか
みんなについてきてもらった。30分歩いても小屋が見えず、本当は少し不安で
あったが、小屋が見えたときには、本当にほっとした。
 小屋に入り、吹雪の寒さから解放され、ご飯を食べ、壊れていた無線機を修理して
別働隊と交信を試みたが、通じなかった。後で聞いたが、別働隊は鳳凰三山で、
我々の無線を傍受し返答をしたが、通じなかったそうだ。しかも、食事中にて
鍋をこぼし、やけどをして、てんやわんやであったとのことだった。

 3日目は、吹雪のため小屋で停滞。
 4日目は、晴れたので、念願の北岳頂上に登頂。長い池山尾根をとおり、下山した。

 GWと言えども、ひとたび荒れたら冬山に戻ることを痛感した。日本第2の山を
なめたらあかんねえ、、。それと危機の時に対応の仕方も良い勉強になりました。

  
  やっといい天気になって、北岳のピークへ

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