白馬岳から祖母谷温泉へ


98夏の記録
                        ばばだに
 7/28夜行−30の強行軍で、蓮華温泉−白馬岳−祖母谷温泉に行きました。
・単独行

 28 大阪23:26発 急行きたぐに
 29 糸魚川着5:53 7:00バス->8:51蓮華温泉着
       9:10蓮華温泉 10:22-10:30天狗の庭 11:20-11:50白馬大池
    13:06-13:21小蓮華  13:49-14:02三国分岐 14:34-15:36白馬岳山頂
    15:58白馬岳テン場                 曇->夕方雨
 30    5:55テン場発  7:25清水岳直下  8:15-8:25 休憩
    8:48-8:50避難小屋 10:04-10:15休憩 11:30林道に出る
    11:40-13:15祖母谷温泉 13:45欅平着         雷雨->曇
   <掛かった時間は、ほぼコースタイムの2/3です。参考にされる方は御注意下さい>
・食事
 29日夕食 アルファ米+レトルトカレー
 30日朝飯 ラーメン2袋

・コース概要
<蓮華温泉から白馬岳に>

 8年前の誕生日(3月)、雪の中を栂池高原からスキーで降りてきて、
初めて蓮華温泉に来たときは、他に客もなく、露天風呂で雪合戦したのを
思い出した。蓮華から木地屋の村までの林道も、テレマークスキーの私に
とってただただ長い道のりであった。 
 久しぶりに訪れて驚いたのは、ガラス張りの展望風呂ができていたことだ。
変わるもんだなあ、、

 蓮華からの道は、急とは言えないが、結構高度を稼ぐ道だ。しんどい。
荷物は10kg位に押さえたはずだが、久しぶりの縦走なので、足が重い。
ガスも掛かっていて山は見えない。途中の沢で水を汲む。突然石の多い広々
したところに出た。天狗の庭だ。1時間40分の所を30分縮めてしまった。
休憩の後、出発する。アッという間に白馬大池についた。
 白馬大池は、直径200m位ある大きな池だ。上から見る大池の眺めも
とてもきれいだ。しかし、小蓮華までの登りは長くてきつい。稜線に出て
からも偽ピークがいくつもあり、辛い。小蓮華では、何も見えないので
おもしろくない。
 三国境を過ぎ、アッという間に白馬岳の頂上に着く。ここでもガスっていて
何も見えない。1時間ほど雲の切れ間を待っていたが、無駄であった。仕方
ないので、記念撮影をする。白いYシャツに、出発の時に渡されたネクタイと
ベルトを付け三角点で撮影する。ちょっと受けた。
 下山途中、白馬小屋を見るが、ガラス張りの展望テラスがあり、とても
きれい。キャンプ場はこの下の村営頂上小屋だ。頂上小屋の方が下にあるのは
不思議だ。

<白馬岳から祖母谷温泉へ>

 翌日、朝はやはりガスっていて何も見えない。祖母谷温泉への分岐には
道標が立っていて間違えない。なだらかな下り、旭岳のトラバースは雪渓の
切れている上の方を通るので問題ない。
 しかし、ここで雷が鳴りだした。なだらかな尾根上であり、ちょっとビビる。
ハイ松の陰に隠れて、ラジオを聴きながら頃合いを見て、次のハイ松まで、
背中を丸めて小走りに移動する。こんな状態で、清水(しょうず)岳まで行く。
 ここで、ちょっとご年輩の夫婦?に追いついた。彼らはここまで4時間
掛かっている。ボクは1時間半。今日の行程はコースタイム8時間。
彼らは「ゆっくり行きますわ」と言っているが、だいじょうぶかなあ、、
 ガレ場を下り、しばらく広々とした池塘のある尾根を下る。花もきれいだ!
その後、がんがんと下り避難小屋に着く。ここは、とてもきれいに片付けられて
おり、寝袋も2つ用意されていた。その日に下山できそうもない場合は、
ここに泊まるのが良いと考える。
 これより下は、沢越えや小さなアップダウン、フィックスロープ、急な下り
などがあり、辛い。道は迷うことはない。下草も刈られており、整備して
くれた方に感謝。注意すべきは、フィックスロープ。1つの所で5m位の
長さであり、降雨後は、ぬかるんでいるから、絶対手を離さないように、
持ちこたえられる腕力が必要である。しかし技術的には問題ない。
 
 林道に出て15分歩くと、祖母谷温泉に着く。川沿いの明るい温泉である。
ビール400円、温泉500円。温泉は露天風呂であり、開放感がある。
浴槽は外から見えないようにヨシズが張られている。
 お湯は河原からここまで引っ張られており、硫黄泉である。
 一風呂あびた後、渓谷美を楽しみながら、30分かけて欅平の駅に着いた。


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